暗号資産は短期投資(FX)向き、長期投資はNG!(体験談)
私は、2023年の8月末に、暗号資産(仮想通貨)投資を始めたばかりの初心者です。
この記事を執筆した9月半ばまでの間の失敗談&成功談と、暗号資産投資の特徴について分かったことを、初心者目線で解説したいと思います。
私は、暗号資産そのものの価値(長期投資)とFXの両方に興味があり、ビットコインを購入しました。
結論を先に言うと、暗号資産は、短期投資(FX、レバレッジ取引、デイトレード)向きであって、長期投資には全く向いていません!
【目次・暗号資産投資の特徴】
暗号資産が長期投資に向かない理由(失敗談)
暗号資産投資を始める前、暗号資産についてのライトな入門書をとりあえず読みました。
その本は、暗号資産による長期投資を勧めるもので、短期投資に否定的な内容でした。
私自身、日本人にありがちな「長期投資はリスクが低い、短期投資はリスクが高い」というイメージを持っていたので、まずは長期投資から始めてみようと、軽い感覚でビットコインを購入しました。
しかし、それによって、私はいきなり損をしてしまったのです。
私が最初にビットコインを買ったのは、2023年8月31日の昼、3980000円くらいのレートで0.025BIT(つまり約10万円分)購入しました。
しかし、その日の深夜、私が寝ている間にレートが急落し、9月1日の朝には3800000円台になっていたのです!
つまり、たった一日で4500円のマイナススタートとなってしまいました。
4500円くらいと思う人もいるかもしれませんが、資産を増やすつもりだったのに、いきなりマイナスになったら、ショックですよ…。
ビットコインの過去の値動きを確認して、これまでも極端な高騰・下落を繰り返していることを理解しました。
例えば、2021年11月10日に過去最高の7844580円となったのですが、そこからはずっと下落が続き、一カ月後には5693200円、二カ月後には4917849円と、どんどん下がっていきました。
そして、一年後の2022年11月には、2290000円台にまで落ちたのです!
つまり、2021年11月10日前後に、長期投資のつもりでビットコインを買い保有し続けた人は、一年で資産が1/3になったということです!
もちろん、値動きをきちんとチェックしていた人たちは、すぐに損切りして対処したでしょうが、長期投資の感覚でマメにチェックしない人ほど、大損したことでしょう。
つまり、「長期投資はリスクが低い、短期投資はリスクが高い」とは、真逆のことが起きた訳です。
私の失敗の原因は、過去の値動きをちゃんと見ずに、いきなりビットコインを購入したことです。
誰のせいでもなく、自己責任だと思っています。勉強代ってやつですね。
私の失敗の通り、暗号資産は急激な値下がりのリスクがあり、継続的に値上がりするとも限りません。
また、暗号資産や投資の初心者には、その予兆も原因も分かりません。
これらの理由から、暗号資産で長期投資をするのは、とてもリスクの高いことだと言えます!
とはいえ、暗号資産は、長期投資に向かないものの、短期投資にはとても向いています。
この失敗以降は、長期投資分を損切りして、短期投資で稼ぐ方向に舵を切りました。
暗号資産が短期投資向きである理由(成功談)
長期投資を損切りし、短期投資のレバレッジ取引(FX)に集中してからは、ある程度上手くいっています。
ビットコインのレートは、突然急落することがありますが、普段は程よく大きい値動きで、FXで稼ぎやすいです。
現物取引と違い、FX(レバレッジ取引)は、レート上昇時に買いで稼ぐだけでなく、下落時に売りで稼ぐことができる仕組みになっているからです。
もちろん、FX初心者なので、大きく稼ぐまでにはまだなっていませんが、基礎を学びコツコツ稼ぐことはできています。
ギャンブルではなく、確実にFXで稼ぐには、入門書でチャートの見方やテクニカル分析を勉強する必要があります。
暗号資産FXに特化した入門書は今のところないですが、為替のFXの本はたくさん出版されています。
チャートの見方やテクニカル分析の手法は、暗号資産でも為替でも全く同じなので、為替FXの入門書で大丈夫です!
Amazonで、「FX入門」で検索すれば入門書が複数ヒットするので、タイトルやレビューの評価などで好みのものを買って勉強すればOKです。
FX初心者にとっては、為替より暗号資産の方が、ハードルが低いです。
なぜなら、為替は経済の影響を強く受けてレートが変動するので、経済の勉強もする必要があります。
例えば、ドル/円の取引をするなら、アメリカの経済動向についての様々な指標を追わなくてはいけません。
それに対し、暗号資産は特定の国に依存しないグローバルな通貨であるため、経済の勉強はあまりする必要はないです。
もちろん、ビットコインに投資するなら、ビットコイン関連のニュースにアンテナを張っておいた方が、値上がり・値下がりのタイミングを察知し、大きく当てるチャンスを掴むことができるかもしれません。
ですが、普段の相場で地道に稼ぐのが目的であれば、チャートのテクニカル分析だけで十分です。
ビットコインはレートが急落するリスクがありますが、デイトレードは一日で全て売り切ってしまうので、長期保有のように寝ている間に急落して資産を減らすようなことはありません。
取引中なら大きな変動があっても即座に損切りできますし、判断が遅れたとしてもFXにはロスカットという自動的に損切りしてくれる仕組みがあるので、途方もない損失を抱えることもありません。
暗号資産の場合は、「長期投資はリスクが高く、短期投資はリスクが低い」のです。
「長期投資は安全、短期投資は危険」と思い込んではいけない
日本人は、投資リテラシーが低く、「投資=ギャンブル」というイメージを持っている人が多いと思います。
また、短期投資はギャンブルっぽいからダメ、長期投資は貯蓄っぽいからOKという価値観の人もいるでしょう。
しかし、私のように、長期投資をしようとして失敗するケースだってあるのです。
投資対象の性質を理解せずに、「長期投資は安全、短期投資は危険」と思い込む方が、危ないということですね。
長期投資に向かないもので長期投資をしようとするのは、リスクが高いです。
投資は自分の判断でするものなので、損失を出したら自己責任です(投資詐欺でない限り)。
ちなみに、私が最初に参考にしてしまった入門書は、短期投資に興味がある人をバカにしている感じで、「長期投資の方が安全にラクに資産が増やせるのに~」といった内容でした。
長期投資に全く向いていない暗号資産で長期投資しようと勧める入門書の執筆者や発信者は、無責任じゃないかと少し思いました。
その入門書は、2021年のレート下落以降に出版されたものだったので、ビットコインの急落リスクは知っていたはずなので。
もちろん、これを少しでも信じてしまった自分に落ち度がありますが、長期投資信者って逆に怖いなと思いました。
ビットコインは、確かに将来性があると思いますが、スムーズに値上がりするような、安全な長期投資対象ではないですよ。
まとめ
暗号資産は短期投資向きで、長期投資に不向きである理由について、解説しました。
短期投資(FX、デイトレード)が目的の人以外は、暗号資産を購入するべきではありません。
私自身、「長期投資はリスクが低く、短期投資はリスクが大きい」と思い込んでいたので、暗号資産投資を始めて早々に失敗してしまいました。
暗号資産は、レートが急落したり、値下がりが継続したりするので、保有する期間が長期になればなるほど、リスクが高くなります。
暗号資産の場合は、長期投資はリスクが高く、短期投資はリスクが低いです。
将来的に、暗号資産がもっと生活に根づいて、レートが安定すれば話は変わりますが、それはまだまだ先の未来でしょう。